2013年1月15日

債務整理と法テラス

いま、債務整理を行う方が増えています。
この不況の時代ですので、多額の借金があったとしても、すぐに返済をしていくようなことが出来ないことがかなり多くなってきているのです。リストラなどにあってしまう方も多いのですが、なかなか簡単には再就職もできません。
そのような再就職ができないような時には、無職の状況が続くこととなりますから、借金の返済能力もありません。
このような状況のときに債務の整理をする時には、方針としては、基本的に支払い義務を一切なくす、自己破産というような方法を採用していくことになります。
自己破産は、まるっきり借金がなくなりますが、不動産や自動車など、財産などを手放さなければいけない可能性もありますので、おおきな影響が生活に出てしまうことがあります。

借金の整理の方法はいろいろあり、最適な方法は人により違います。借金の整理を行う際には、弁護士や司法書士など、専門の方に相談をしてみましょう。費用については、分割払いが可能という事務所が多いと思います。また、法テラスの立て替え金制度を利用するという方法もあります。法テラスというのは、総合法律支援法という法律に基づいて、「全国どこでも法的トラブルを解決するための情報やサービスを受けられる社会の実現」を理念として設立された、「日本司法支援センター」の愛称です。

実は専門家に相談すると、自己破産をしないですむ方法が見つかる場合もあります。
それは、利息制限法の上限を超えた取引において発生する、グレーゾーン金利というものが原因です。
利息制限法の上限を超えた利率で契約をしている場合に、その制限超過利率の支払いを継続していると、その超過部分を債務元金に充当することで、借金額をそかなり減額することができるのです。取引が長期間に渡っている場合には、債務が消滅し、逆に過払い金が戻ってくることがあります。ですので、中には法的整理手続きを行うまでもなく、過払い金を他社への返済に充てることで、借金問題が解決してしまうこともあります。つまり、自己破産するつもりで法律事務所などに相談にいったのに、自己破産しないで済む場合もあるのです。

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